matsunoizumi
球磨焼酎は、世界で認められているブランドである。その球磨焼酎には実に28社もの競合会社が存在している。銘柄名での差別化は一般の消費者には区別がしにくく、図柄を使って認知しようと考えた。図柄には下記の要素をすべて取り入れている。それは松の泉酒造合資会社を語る上で、最も重要な要素であり、松の泉酒造そのものである。
1、球磨焼酎500年の歴史
2、創業130年歴史と伝統
3、技術を継承しつつ進化
4、備長炭を敷き詰めた蔵(環境整備)
5、酒造に最適な水の精錬
5、良質な酒造りのための良質な米作り
6、量ではなく、人の目の届く範囲でつくる
以上の6項目から「米、蔵、人、水」というキーワードを抽出し松の泉酒造(資)のイニシャル〝M〟を使ってロゴマークを制作。
直販所で売られている野菜が、新聞紙に包まれていたり、泥が付いていることで、かえって新鮮さやおいしさ(シズル感)を伝えていることや、地下から汲み上げた水が無機質なポリタンクに入っていることで、かえって〝特別な水〟という価値を高めているのではないか…。新聞紙やポリタンクのようにデザインの存在を感じさせず〝特別な容器〟としてのラベルデザインが松の泉酒造の酒造りを伝える上で最もふさわしい方法ではないかと考えた。
澄んだ酒の奥に松の泉酒造のマークが歪曲して見える。ラベルは〝酒や水〟という透明なものを見るための「焦点をつくるもの」である。同時に〝米・蔵・人・水〟という最も大切にしているコンセプトも印象的に伝えられる。
松の泉酒造合資会社様の25年貯蔵蔵出古酒<古蔵>のラベル。限定10本という極少ロットにも関わらず活版印刷にて印刷しました。文字の擦れや、インクの滲みなど、何とも言えない質感がたまりません。アノニマス感が増して、僕自身がデザインした印象もなくなってます。そういうモノづくりが大好きだし、これからもそうありたい。










